こんにちは。オッズだけで競馬を見つめるブログ、今回も不穏な“票の動き”を追っていきます。
2025年7月5日(土)の福島競馬。この日、ある奇妙な共通点が全レースに潜んでいました。それは「1Rから10Rまで連続で馬番7番の単勝が、朝一で約100万円規模の爆買いを受けていた」というもの。しかも、その買いが入った時間帯は、どのレースも午前9時40分~9時45分前後。
6月の東京開催でも、朝一の最低人気馬に“100万円レベル”の投票が連発されていた事例がありましたが、今回も手口・タイミング・金額が極めて酷似しており、同一人物による操作的な投票ではないかと噂されています。
以下、1Rから10Rまでの“7番だけが異常に売れた”オッズの変動を時系列で紹介します。
◆福島競馬 2025年7月5日 7番馬の単勝オッズ推移
目次
レース | 馬名 | 9:40時点 | 5分後 | レース5分前 | 確定オッズ | 着順 |
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1R | テイメムエメラルド | 23.2倍 | 4.5倍 | 7.8倍 | 12.2倍 | 3着 |
2R | シングンラオウ | 143.5倍 | 4.1倍 | 9.9倍 | 23.1倍 | 13着 |
3R | ケナゲ | 41.2倍 | 3.3倍 | 10.6倍 | 20.8倍 | 3着 |
4R | ライヴマルガリータ | 8.0倍 | 2.0倍 | 7.6倍 | 8.2倍 | 3着 |
5R | ブライスフェアリー | 30.7倍 | 3.4倍 | 13.6倍 | 21.2倍 | 5着 |
6R | ピコシー | 34.8倍 | 3.4倍 | 11.9倍 | 20.4倍 | 1着 |
7R | レインチェック | 20.4倍 | 2.7倍 | 10.0倍 | 15.6倍 | 8着 |
8R | マザーズウィル | 8.4倍 | 1.9倍 | 7.0倍 | 7.3倍 | 4着 |
9R | ルトンワージ | 5.5倍(9:49) | 1.9倍 | 3.5倍 | 3.9倍 | 4着 |
10R | エイシンナデシコ | 88.9倍 | 4.1倍 | 23.4倍 | 37.9倍 | 7着 |
◆共通点と怪しさの分析
このように、すべてのレースで7番の単勝オッズが朝一(9:40前後)に激しく下落しています。中には140倍→4倍(約35分の1)という“あり得ない落ち方”をした馬もおり、その多くは5分以内に急激にオッズが跳ね上がっており、明らかに大量の投票が一時的に入った形跡がうかがえます。
そして興味深いのが、「複勝には全く動きがない」点です。通常、勝負がかった買いは複勝にも入ることが多いのですが、今回の対象馬は単勝だけに不自然な資金集中。これは「勝ち負けには興味がない」=演出目的の“見せ金”である可能性を強く示唆しています。
◆6Rのピコシーが勝利、2000万円の払戻し!?
この中で唯一の的中は、6Rの7番ピコシー。確定オッズは20.4倍でしたが、1着でゴール。単勝100万円分買われていれば、払い戻しは約2040万円超。もちろん、レース内容からたまたま勝った可能性もありますが、この1戦だけ的中させていたなら、なおさら“意図的な投票”の可能性が浮上します。
◆同一人物説と“七夕の7番”説
今回の手口は、
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投票時間(朝一)
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金額(単勝が一時的に1倍台になる規模)
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単勝のみへの集中
などが、6月東京開催での最低人気狙い撃ち事件と完全に一致しています。
ただし、あちらは「最低人気」中心だったのに対し、今回は「馬番7番限定」。この違いをどう解釈するかで、動機が変わってきます。
一説には、7月7日=七夕が近いから、7番にロマン買いしただけでは?という微笑ましい説も。しかし、それにしては金額があまりにも高額で、計画的に全レースを“7番だけ”買っている点が不自然すぎます。
◆まとめ:これは仕込みか、心理戦か、それとも…
10レース連続で「7番だけが爆買い」され、しかも複勝には動きなし。これほど明確な“操作的オッズ”は久々です。6Rの勝利で約2000万円以上の払い戻しが発生した可能性もあり、もしこれが実験・仕込み・釣り餌だとしたら、その意図はますます気になります。
果たして、これはただのロマン買いか、それとも謎の馬券師による“見えざる戦略”なのか――。
今後もこうした異常投票を注視していきます。
