こんにちは、競馬をオッズだけで予想しているポテサラです。
白毛馬として大人気のアイドルホースソダシ。
3か月ぶりの復帰戦、札幌記念では古馬を相手に快勝し2冠がかかる秋華賞に向けて絶好のスタートを切りました。
秋華賞と同じ2000メートルの距離もこなし、コースも今年は桜花賞を勝っている舞台と同じ阪神競馬場。
他のライバルたちは前哨戦を使ってこなかった馬たちもいたため、ソダシの断然人気が予想され、おそらくソダシが勝つであろうと多くの人たちは思っていたのではないでしょうか。
そして秋華賞の枠順が発表され、ソダシは2枠4番
先行する馬にとっては絶好の枠となり、勝利の条件はそろいつつありました。
レース本番
ゲートもすんなりと入り、スタートも決め逃げ馬の後ろ絶好の2番手につけることができました。
前半1000メートルの通過は1分1秒2とペースも消して早くない完全にソダシの勝ちパターン。
穴党の人たちは3コーナー過ぎでソダシにやられたなと波乱の決着をあきらめかけていました。(私も諦めてました)
しかし、直線に入ると真っ白な馬体のソダシは手ごたえがなくズルズルと後退してしまい、なんと10着と大きく負けてしまったのです。
2021/10/17(日)阪神競馬 芝2000メートル 16頭
第26回 秋華賞
1着 12番 アカイトリノムスメ 4番人気 8.9倍
2着 14番 ファインルージュ 2番人気 5.6倍
3着 9番 アンドヴァラナウト 3番人気 7.3倍
10着 4番 ソダシ 1番人気 1.9倍
なぜソダシが負けてしまったのか敗因がよくわからないまま、しばらくしてソダシ陣営からこんなコメントが入りました。
とのこと。
私はこの歯が折れてグラグラしていた
というコメントに違和感を感じました。
歯とは折れることと、歯の根元がグラグラすることって同時に起こるのでしょうか?
私の感覚ですと歯をぶつけてしまった場合、
- 歯が欠ける(折れる)けど根元は無事
- 歯が完全に根元から取れてしまう
のどちらかしか起きないような気がして、歯が折れたけど抜けずにグラグラしたというレアパターンが想像できません。
そしてしばらくしてソダシが抜歯の処理を受け、もう歯がちょっと生えてきているという報道がありました。
馬の体の仕組みはわかりませんが、そんなに短期間で歯って生えてくるのかと思いましたし、(鮫だったらわかりますが)馬って一般人がパドックとかを見ていてもなかなか口の中まで見ることができません。
なのでこのことについて私たちはもう確認することが難しいので、報道通り歯が折れたのが敗因だと陣営の言っていることを信じるしかありません。
けれどもオッズ的な観点から私は歯が原因で負けたとは思ってません。
なぜならレース前日の時点からソダシのオッズは正常ではなかったからです。
こちらが秋華賞前日のソダシの単勝、複勝のオッズですが
レース前日9時30分ごろ ソダシ単勝2.0倍 複勝1.4倍
レース当日9時30分ごろ ソダシ単勝2.0倍 複勝1.3倍
レース直前15時38分ごろ ソダシ単勝1.9倍 複勝1.1倍
となりました。
まず1強ムードが漂っているのに前日9時30分~当日の9時30分の時点で複勝が1.3倍もついてしまっている点。
ほとんどの場合1強で問題なく勝ってしまうような馬は複勝が下限1.1倍~上限1.1倍とブレがなくしっかりと売れているのが特徴です。
しかし今回のソダシは当日の9時30分時点でも複勝1.3~1.6倍とまとまった投票が少なくかなり不安な売れ方をしています。
単勝についてもこれだけ人気のあるアイドルホースで強さ以外でも応援馬券、記念馬券が買われているはずのソダシが2.0倍前後のオッズがついてしまっているのはおかしいはず。
ましてや前哨戦で古馬相手に札幌記念を勝っているのであれば、もう少し断トツ人気になってもおかしくないのではと思いました。
それだけソダシの不安材料があるとプロの投資家たちは考え、ソダシに投票するのは危険と判断し投票を見送ったのが原因だと考えます。
私の想定ではソダシの単勝オッズは1.5倍ぐらいだと思っていました。
結果的にプロの投資家の判断は正しく、ソダシは色々と恵まれた条件であったにもかかわらず惨敗してしまいました。
レースを走った以上陣営もコメントを出さなければいけないので
陣営は歯が折れてグラグラしていたという批判されずらくて、ソダシ可哀そうと思わせるよう絶妙な言い訳をついたのではないでしょうか?
このコメントは本当だとしても嘘であっても、歯が折れたなら仕方がないと他の人達が納得する言い訳としては完璧です。
しかし実際には真の敗因があるということがオッズに表れていたと私は伝えたいです。