オッズの話

売上の多い最終レースは大きなオッズ変動に注意

こんにちは、オッズの情報だけで馬券を買っているポテサラです。

今回は最終レースの特徴についてですが、

最終レースは1日の中でメインレースの次に馬券の売り上げが多いと言われていて、理由としては、

  • これまでマイナス収支だった人が1日の負けを取り戻すのに少し無茶をして大金を投資するため。
  • プラス収支の人も、もっと増やしてやろうと欲が出て大金を投じているため。

 

以上の理由で最終レースの売り上げは多くなっています。

 

具体的にどれくらいの売り上げの差があるのか例を出しますと、

2021年2月21日東京競馬1~12レースの複勝売上

1R 5390万7600円 (16頭)
2R 5327万9700円 (16頭)
3R 5001万4700円 (16頭)
4R 7210万6200円 (16頭)
5R 5475万3300円 (9頭)
6R 6943万6500円 (16頭)
7R 7818万7700円 (16頭)
8R 6187万3500円 (9頭)
9R 1億4997万300円(12頭)
10R 9495万3900円 (13頭)
11R 7億4772万6100円(16頭)
12R 2憶2182万4200円 (16頭)

 

複勝の売上だけなのですが、12Rが一般のレースに比べ2倍以上売り上げていることがわかります。

そしてこの大金の購入先は1~5、6番人気ぐらいの買えば的中しやすいであろう人気馬達に多く投資されてしまいます。

そのため人気のない穴馬たちは他のレース以上に人気を落としてしまい、結果として超大穴馬が誕生しやすくなってしまいます。

 

この日も東京最終レースにとんでもない大穴馬が馬券に絡みました。

 

東京12レース 大島特別 ダート左1400m

1着 4番 ケイアイビリジアン
9番人気 25.0倍

2着 1番 インウィクトス
15番人気 127.0倍

3着 5番 アストロブレイク
2番人気 4.5倍

 

1着2着が穴馬で決まり、特に2着のインウィクトスに関してはブービー人気の超大穴馬で中々手が出しずらい馬です。

 

ですが朝一9時40分のインウィクトスのオッズは、

単勝 37.5倍

複勝 8.3倍

さらに一時間後のオッズ

単勝 36.7倍

複勝 5.6倍

となっていてかなりの人気薄ではありますが絶対に買えないほどのオッズではありません。

しかし最終レースではこのような穴馬は注目されずらく、人気馬ばかりに大金が流れてしまう為、最終的にインウィクトスの確定オッズは、

単勝 127.0倍

複勝 20.2~28.8倍

このようにとても手出しができないくらいの大穴となっています。

 

朝一複勝オッズ10倍未満の馬はうかつに消してはいけない

 

自分の買おうと思っている穴馬がどんどん人気が下がっていくと不安になり購入をやめたくなってしまうのですが、最終レースに関しては売り上げが多く、穴馬のオッズが全体的に下落しやすい傾向にあるので、どんなに買おうしている穴馬のオッズが下がろうが気にせずに購入してもオッズほどその馬は弱くはないのです。

 

今回のこの大島特別、朝一のオッズを見て単勝が50倍を超えている馬が一頭のみでしたのでかなり混戦と判断して総流しを買ってみました。

人気のない馬達はとことん人気を落としましたが人気以上に期待値は高くなっています。

 

そう、荒れれば他のレースより配当がおいしい

それが最終レースなのです。



ABOUT ME
ポテサラ
千葉県中山競馬場の近く出身。ディープインパクトの勝った皐月賞を見に行ったのがきっかけで、競馬にはまる。予想スタイルはパソコンを使った異常投票馬の分析。オッズ分析は当日の9時以降でないとできないため、午前中のレースは買わず、分析に時間を使う。荒れそうなレースしか買わないので、ハンデ戦が大好き。堅く決まりそうなレースは買いません。 デットーリ騎手が来日した際は、東京、阪神と現地にかけつけるほどの競馬好きです。予想以外のことも随時発信していきます。