こんにちは、競馬をオッズだけで予想しているポテサラです。
今回は「締め切り直前で単複が両方売れて好走した大穴馬」、それも確定オッズで激変していたケースを取り上げます。一般のファンにはほとんど気付かれず終わったこの馬、私たちオッズ派にとっては見逃せない存在でした。
異常オッズで突っ込んできたホウオウプレミア
目次
対象となったのは、2025年4月27日(日)の東京12レース。
稍重のダート1400m、4歳以上2勝クラス、16頭立て。
この日最後の一戦で、異常なオッズ変動を伴いながら2着に激走したのが10番人気のホウオウプレミア(6番・横山和生騎手・テン乗り)です。
ホウオウプレミアの戦績と位置取り
ホウオウプレミアは近3走が「11着(先行)→4着(先行)→9着(中団)」と凡走続き。
しかも今回は1400m戦で、道中15番手の最後方から大外を回し、上がり最速の34.7秒で2着に突っ込んでくるという、これまでの先行型のスタイルとは真逆の内容でした。
つまり、脚質も結果も一変していたのです。
単勝・複勝のオッズ推移と確定値
この馬のオッズ推移は以下の通り:
時間帯 | 単勝 | 複勝 |
---|---|---|
朝一 | 40.5倍 | 7.9倍 |
1時間前 | 43.0倍 | 8.2倍 |
5分前 | 50.7倍 | 10.4倍 |
確定 | 36.9倍 | 6.7倍 |
最も注目したいのは、締切5分前に50.7倍だった単勝が、確定時には36.9倍にまで急落している点です。
さらに複勝も10.4倍→6.7倍にまで一気に下がっており、単複両方に直前で大口が入った可能性を示しています。
極めつけは三連複の異常変動
ホウオウプレミアが絡んだ3連複「6-9-10」のオッズは、締切5分前時点で206.1倍。
ところが確定オッズでは93.9倍まで下落しており、実に半分以下。
ここで重要なのが、このレースが最終レースだったという点です。
最終レースは一日の中で最も売上が大きく、馬券の売上総額が膨大です。
そんな中で三連複オッズが半減するほど変動するには、通常の中穴人気馬に対して何十万円単位の大口購入が必要になります。
つまり、これは単なるファンの「ちょっと気になるから買ってみた」では起こり得ない現象です。
好走とオッズ変動の一致
ホウオウプレミアは「単勝10番人気」でありながら、直線で最速の脚を繰り出して2着に激走。
しかも横山和生騎手のテン乗り、過去とは異なる後方一気という騎乗スタイル。
さらに「3連複オッズ激変 → 実際にその組み合わせで決着」という流れは、オッズ派にとって見逃せないサインです。
レース結果と配当
1着:9番ルージュスタニング(石川裕紀人)単勝4.6倍・2番人気
2着:6番ホウオウプレミア(横山和生)単勝36.9倍・10番人気
3着:10番トーセンサウダージ(大野拓弥)単勝5.6倍・4番人気
主な配当は以下の通り:
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単勝:9番 460円
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複勝:9番 190円/6番 690円/10番 190円
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馬連:6-9 6,000円
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馬単:9→6 9,810円
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ワイド:6-9 2,150円/6-10 2,220円/9-10 490円
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三連複:6-9-10 9,390円
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三連単:9→6→10 42,610円
まとめ
最終レースで、確定直前に単勝・複勝・三連複まで大きく動いたホウオウプレミア。
しかも実際に激走して馬券圏内へ。
一般ファンには見抜けないタイミングで票が集中した馬の実例として、非常に価値あるレースでした。
今後も「最終レース×締切5分前×単複+三連複に一気に票が入った馬」は、注目すべき存在になりそうです。
